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【施工レポート】ケレン作業|塗装の耐久性を決める重要な下地処理

ケレン作業で金属部分を研磨する様子|ワイヤーブラシで錆を落として塗料の密着を高める

目次

ABOUT USこの記事を書いた人
遮熱外壁専門店の1級塗装技能士山本大のプロフィール画像
山本大

国家資格1級塗装技能士。
江東区で三代続く塗装職人の家に生まれ、地域に根ざした外壁塗装・屋根塗装を行っています。
「遮熱外壁専門店」として、確かな技術と誠実な施工を大切に。
おかげさまで江東区で口コミ評価No.1をいただいております。
これからも“安心して任せられる塗装店”として、現場の声をお届けしてまいります。

こんにちは、1級塗装技能士の山本です。

今日は、塗装工事で最も重要な工程の一つ、「ケレン作業」についてお話しします。

「ケレン?聞いたことないな…」という方がほとんどだと思います。でも実は、この地味な作業こそが、塗装の耐久性を左右する超重要な工程なんです。

ケレンとは?

ケレンとは、塗装する前に、古い塗膜や錆、汚れを除去する下地処理のこと。

英語の「clean(クリーン)」が訛って「ケレン」になったと言われています。

具体的には:

  • 古い塗膜の剥がれかけた部分を除去
  • 錆びた部分を削り取る
  • 表面の凹凸を平滑にする
  • 汚れやホコリを除去

こういった作業を、スクレーパー、ワイヤーブラシ、サンドペーパーなどを使って行います。

なぜケレンが重要なのか

「古い塗膜の上に、そのまま塗っちゃダメなの?」

ダメなんです。理由は:

①塗料が密着しない

古い塗膜が浮いていたり、錆があったりすると、新しい塗料がしっかり密着しません。

すると、数年で塗装が剥がれてしまうんです。

②錆が進行する

金属部分に錆が残っていると、塗装の下で錆が進行し続けます。

表面は綺麗でも、内部で錆が広がって、結局剥がれてしまいます。

③塗膜が均一にならない

表面に凹凸や汚れがあると、塗膜が均一に形成されません。

見た目も悪いし、耐久性も落ちます。

だからこそ、ケレン作業をしっかりやることが大切なんです。

ケレンの種類

ケレンには、劣化の程度に応じて4つの種類があります。

1種ケレン

ブラスト工法(砂や鉄球を吹き付けて錆を落とす)を使った、最も徹底的なケレン。

主に大型構造物や工場などで使われます。住宅では、ほぼ使いません。

2種ケレン

電動工具(ディスクサンダーなど)を使って、錆や古い塗膜を除去。

錆がひどい金属部分などに使います。

3種ケレン

手工具(スクレーパー、ワイヤーブラシ、サンドペーパー)を使って、浮いた塗膜や錆を除去。

住宅の外壁塗装で最も多く行われるのが、この3種ケレンです。今回の作業も、3種ケレンですね。

4種ケレン

表面の汚れやホコリを、ブラシや布で拭き取る簡易的なケレン。

劣化が軽度な場合に行います。

今回のケレン作業

今回は、窓枠や霧除けの金属部分のケレン作業を行いました。

①スクレーパーで古い塗膜を剥がす

スクレーパーを使ったケレン作業|浮いた旧塗膜を丁寧に削り落とす下地処理の様子

まずは、スクレーパー(ヘラのような工具)を使って、浮いている古い塗膜を削り取ります。

力を入れすぎると素材を傷めるし、弱すぎると塗膜が残ってしまう。適度な力加減で、丁寧に削っていきます。

この作業、地味だけど結構体力を使うんです。でも、ここを丁寧にやるかどうかが、塗装の仕上がりを決めるんです。

②ワイヤーブラシで錆を落とす

ケレン作業で金属部分を研磨する様子|ワイヤーブラシで錆を落として塗料の密着を高める

金属部分に錆が発生している箇所は、ワイヤーブラシでゴシゴシ。

錆を完全に除去するまで、何度も何度もこすります。

特に、窓枠の角や溝の部分は、錆が溜まりやすい。見落とさないよう、細かくチェックしながら作業します。

③サンドペーパーで平滑に

スクレーパーやワイヤーブラシで処理した後は、サンドペーパーで表面を平滑に仕上げます。

粗いペーパーから細かいペーパーへと、段階的に番手を上げていきます。

これで、塗料がしっかり密着する下地が完成。

④清掃

最後に、削りカスやホコリを綺麗に拭き取ります。

ウエスで丁寧に拭き上げて、完璧にクリーンな状態に。

この清掃を怠ると、塗料が密着しないので、とても重要な工程です。

ケレン作業のポイント

①浮いた塗膜は全て除去

少しでも浮いている部分があれば、そこから塗膜が剥がれます。

「ちょっとくらい大丈夫」という甘さは禁物。完璧に除去します。

②錆は徹底的に落とす

錆は、少しでも残っていると進行します。

見えにくい部分も、ワイヤーブラシでしっかり落とします。

③素材を傷めない

ケレンは、汚れや錆を落とすのが目的。素材そのものを傷めてはいけません。

力加減と、工具の選択が重要。20年の経験があるからこそ、適切に判断できるんです。

手抜き業者はケレンを省く

残念ながら、ケレン作業を省く業者もいます。

なぜかというと、時間も手間もかかるのに、パッと見では分からないから。

「どうせ塗料で隠れるし、ケレンしなくても大丈夫でしょ」

そんな感覚で適当にやってしまう業者も、残念ながら存在します。

でも、ケレンを怠ると:

  • 2〜3年で塗装が剥がれる
  • 錆が進行して、金属部分が腐食
  • 結局、早期の塗り直しが必要に

結果的に、お客様に大きな負担をかけてしまうんです。

私たちは「見えない部分」こそ丁寧に

ケレン作業は、完成したら見えなくなる部分。

でも、この「見えない部分」にどれだけ手間をかけているかが、5年後、10年後の結果を左右します。

私たちは、その「見えない部分」こそ手を抜かない。それが、親子三代続けてこられた理由だと思っています。

お客様には、ケレン作業の写真もお見せして、「ちゃんとやってますよ」と報告しています。

お客様の声

作業後、お客様に写真を見ていただきました。

「こんなに丁寧にやってくれるんですね。前の業者は、こういう作業してくれなかったから、すぐに剥がれちゃったんだと思います」

実は、このお宅は以前に別の業者に塗装を依頼したことがあったそうです。でも、3年で窓枠の塗装が剥がれてしまったとのこと。

「今回は山本さんにお願いして、本当に良かったです」

そう言っていただけて、嬉しかったです。

ケレンの重要性、ご理解いただけましたか?

「前に塗装したけど、すぐに剥がれた」
「金属部分の錆が気になる」
「ちゃんとケレンしてくれる業者を探している」

そんなご相談があれば、ぜひお気軽にどうぞ。

1級塗装技能士の私、山本が直接お伺いして、外壁や金属部分の状態を確認。適切なケレン方法をご提案します。

お見積もりは無料。ドローンでの点検も無料で行っています。

江東区を中心に、東京・埼玉エリアで対応していますので、お気軽にご相談ください。

それでは、また次回!

遮熱外壁専門店 1級塗装技能士 山本