こんにちは、1級塗装技能士の山本です。
今日は江東区内のマンションで、内装の建具や枠周りの塗装を行いました。
「え?塗装って外壁だけじゃないの?」と思われるかもしれませんね。
実は、内装の塗装もご依頼いただくことがあるんです。特に最近は、リノベーションやDIYブームで「古い建具を塗り替えたい」というご相談が増えています。
今回のご依頼内容
今回のお客様は、築20年の戸建てをリノベーション中。
「ドアや窓枠を黒く塗装して、モダンな雰囲気にしたい」というご要望でした。
元々は木目調の明るい色だった建具を、マットブラックに塗り替えることで、一気にスタイリッシュな空間に変身させるプランです。
内装塗装、実は難易度が高い
「室内の塗装なんて簡単でしょ?」と思われがちですが、実は内装塗装は外壁塗装以上に神経を使う作業なんです。
なぜかというと:
- 仕上がりの粗が目立つ:室内は照明の下で間近に見られるので、ちょっとしたムラや塗り残しも目立つ
- 養生が超重要:床や壁に塗料が飛散したら大変。完璧な養生が必須
- 臭いへの配慮:室内なので、塗料の臭いが残らないよう配慮が必要
- 乾燥時間の調整:エアコンや換気の状況を見ながら作業
外壁塗装とはまた違った、繊細な技術が求められるんです。
施工の流れ
①養生作業
まずは徹底的な養生から。
床にはブルーシート、壁や巾木にはマスキングテープと養生シートを貼り付けます。特に床は、万が一塗料が垂れても大丈夫なように二重三重に保護。
窓ガラスもしっかりマスキング。ここで手を抜くと、後で大変なことになります。
この養生作業だけで1時間以上かかりましたが、これが仕上がりを左右する重要な工程なんです。
②下地処理
建具の表面を軽くペーパーがけして、塗料の密着を良くします。
木目調の建具は表面に凹凸があるので、丁寧にサンディング。ホコリや汚れもしっかり拭き取ります。
「どうせ塗料で隠れるから」と適当にやる人もいますが、それでは塗装が剥がれやすくなります。下地処理の丁寧さが、耐久性を決めるんです。
③プライマー(下塗り)
まずは、密着性を高めるためのプライマーを塗ります。
今回は木部専用のプライマーを使用。刷毛で丁寧に、隅々まで塗り込んでいきます。
ドアの枠、窓枠、巾木…全ての木部に均一に塗布。特に角や端部は塗り残しがないよう、細心の注意を払います。
④中塗り・上塗り
プライマーが乾いたら、いよいよ仕上げ塗装。
今回使用したのは、マットブラックの室内用塗料。艶消しで、高級感のある仕上がりになる塗料です。
中塗り、上塗りの2回塗り。1回目で下地を隠し、2回目で色を均一に整えます。
ローラーと刷毛を使い分けながら、ムラのないように丁寧に塗っていきます。特にドアの面は、光の当たり方で塗りムラが目立ちやすいので、慎重に作業。
⑤乾燥と養生撤去
塗装が終わったら、しっかり乾燥させます。
今回は換気を良くして、約6時間乾燥。完全に乾いたことを確認してから、養生を丁寧に撤去します。
マスキングテープを剥がす時も慎重に。勢いよく剥がすと、せっかくの塗装が一緒に剥がれてしまうこともあるんです。
内装塗装のメリット
内装の建具塗装には、こんなメリットがあります:
- 低コストでイメージチェンジ:建具を交換すると数十万円かかりますが、塗装なら数万円で済むことも
- 短期間で完成:交換工事に比べて、工期が短い
- 好きな色に変えられる:既製品にはない色やテイストも実現可能
- 環境にも優しい:建具を捨てずに再利用できる
特に、リノベーションやDIYで「自分好みの空間を作りたい」という方には、とてもおすすめです。
「塗装屋だからこそ」のクオリティ
最近はDIYブームで、「自分で塗ってみよう」という方も増えています。
もちろん、DIYも楽しいと思います。でも、やっぱりプロの仕上がりとは違いが出るんです。
特に内装塗装は、ムラや塗り残しが目立ちやすい。「自分でやってみたけど、うまくいかなかった…」という相談を受けることも多いんです。
私たちは20年以上、塗装一筋でやってきました。その経験と技術があるからこそ、美しく、長持ちする塗装ができるんです。
リピートのお客様からのご依頼
実は今回のお客様も、以前に外壁塗装をご依頼いただいた方でした。
「外壁塗装が丁寧で満足したから、今回も山本さんにお願いしたいと思って」
そう言っていただけて、本当に嬉しかったです。
外壁も内装も、塗装の基本は同じ。下地処理を丁寧に、適切な塗料を選び、ムラなく均一に塗る。そして何より、お客様の期待に応える。
それが、親子三代続けてこられた理由だと思っています。
内装塗装もお任せください
「古い建具を塗り替えたい」
「部屋の雰囲気を変えたい」
「DIYで失敗してしまった…」
そんなご相談があれば、ぜひお気軽にどうぞ。
外壁塗装だけでなく、内装塗装もしっかり対応いたします。
お見積もりは無料。1級塗装技能士の私、山本が直接お伺いして、最適なプランをご提案します。
江東区を中心に、東京・埼玉エリアで対応していますので、お気軽にご相談ください。
それでは、また次回!
遮熱外壁専門店 代表 山本